導入前の課題
従来の英作文指導は、週1回の課題提出と翌週の添削返却という形式でした。全員分の添削に膨大な時間を費やしても生徒の伸びを実感しにくく、「正直、伸びているのは自分だけではないか」と感じたことが大きな転機に。生徒の力を伸ばすには「とにかく書かせるしかない」という結論に至りました。高校1年まではインプット中心の授業を展開しており、高校2年からは発信力、特にライティング力の強化が重要と考えていました。
導入の決め手
何よりもフィードバックの緻密さです。文法や語法だけでなく、内容や構成、語彙・表現まで踏み込んで評価してくれる点は、他にはないレベルだと感じています。「書いてすぐに評価が返ってくる環境」を授業内に組み込み、アウトプットとフィードバックを授業の中で完結させる仕組みを構築できると考えました。
活用方法
毎授業の冒頭10〜15分を英作文に充て、毎回書かせるスタイルに転換。同一テーマで2回書かせ、2回目は条件や難易度を上げてより高度な表現に挑戦させています。CEFR-Jに応じた構文や語彙を提示し、生徒自身がレベルを選んで取り組める設計です。また「家でやってきなさい」と任せるのではなく授業内で完結させ、教師が教室を回りながら質問に答え、考え方を補助する——AIに任せきりにせず、あくまで教師と生徒が中心の授業であることを大切にしています。
生徒の変化・成果
英作文への抵抗感が明らかに薄れ、生徒はフィードバックを非常に熱心に読み込んでいます。評価が即時に返ることで「自分の実力で書いてみたい」という意識が自然と生まれ、授業中の集中度や主体性も向上。その結果、英作文は宿題として課さなくなり、「アウトプットは授業で、インプットは家庭で」という役割分担が整理されました。「書く量」と「即時かつ緻密なフィードバック」を両立できたことで、英作文はやらされる課題から主体的な学習へと変わり、授業の在り方そのものが大きく変わりました。
今後の展望
シャドーイングや音読といった音声系機能のアップデートに大きな期待を寄せています。音声の記録や評価が一体化されれば、実施状況や成果を可視化でき、指導の精度もさらに高まります。ライティングに加えて音声領域も含め、発信力全体を支える学習環境として活用していきたいと考えています。
コメントをありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!